NO IMAGE

買い取り価格の高いクルマとその条件

軽スポーツS660の買い取り価格も急上昇中

「スーパーカーは、リセールバリュー(購入の数年後に再び販売する時の価値)が高い」といわれています。本当でしょうか。中古車の買取店に尋ねると「たとえばGT-Rは、購入から3年以内なら、新車価格の65~70%で買い取りできる場合がある」という。購入して3年後の買い取り額は、一般的には38~50%だから、65~70%なら相当な高値です。軽自動車のスポーツクーペも高水準で「コペンでは購入から3年後の買取額が新車価格の約60%になる。S660は生産終了によって中古車価格が吊り上がり(走行距離の少ないモデューロXの中古車は400万円を超えている)、買い取り価格も急上昇している」とのことです。

このほか買取店によると「スーパーカーではないが、ランドクルーザーも、先代型の段階で3年後の買取額が65%に達していた。新型はさらに上まわる」としています。その一方でフェラーリのような輸入車も「初度登録から長い期間を経過しても値落ちが少ない」という。ただし大半の新車価格が3000万円以上だから、簡単に買えるクルマではないでしょう。

流通台数が少ない人気車は高値で売却できる

高値で売却できるクルマのもっとも大切な条件は、中古車の流通台数が少なく、その割に購入を希望するユーザーが多いことだ。たとえば冒頭で取り上げたGT-Rは、2021年の1カ月平均登録台数は約60台に留まります。従って中古車の流通台数も限られるが、新車価格が高いこともあって中古車を希望するユーザーは多い。そのために中古車価格と、ユーザーから買い取る時の金額が高まりました。 また買取店によると「ランドクルーザーや商用車のハイエースは、新興国なども含めて、中古車の輸出が活発に行われている。そのために高値で買い取られる」といいます。中古車が海外へ輸出されるため、国内の流通台数が減り、中古車価格と買い取り額を高めたわけです。 とくにハイエースは「耐久性が高いこともあり、20万km以上を走った荷室がキズだらけの車両でも、流通価値は十分にある。ハイエースの買い取りを断わることはまず考えられない」とのことです。唯一無二の価値を備えることも大切な条件です。先に車名を挙げたGT-R、ランドクルーザー、S660などには、類似したクルマがありません。そしてGT-Rの走行性能、ランドクルーザーの悪路走破力を海外のスーパーカーや上級SUVで得ようとすれば、価格が大幅に高まってしまう。日本車は性能が高い割に価格は安く、その意味でも中古車需要が前述の日本車に集まり、供給台数を上まわって中古車価格と買い取り額を吊り上げています。

>くるまや本舗|札幌車買取

くるまや本舗|札幌車買取

〒003-0869
北海道札幌市白石区
川下646-11
年 中 無 休
買取対象地域|北海道全域

CTR IMG