映え」重視な女子におすすめの「自由すぎる」デザイン!
写真を撮ってSNSに投稿するのが楽しくて仕方ない、というSNS大好きな女子が若い世代を中心に増えています。そうした女性のSNSを見た人たちが「いいな」と思った場所や食べ物、ファッションなどがいきなり大人気になったりと、社会的な影響も大きいこのご時世。ごくごく一部のセレブな女子以外は、自分のお給料の範囲で買える物や気軽に行けるお店やスポットで映える対象を探しているので、例えばクルマであったらどうしても高額なクルマはどうしてもその対象から外れてしまいます。
しかしクルマといってもひと昔前に登場した中古車なら手軽なお値段でに手に入るモデルがたくさんあります。今よりも安全基準や燃費基準などが格段にユルく、利益ばかりを追求せずにデザイナーや開発者が「作りたい!」という熱意だけで世に誕生した個性豊かなクルマも多かったので、今の若い女子たちから見ると「こんなに可愛いクルマがあったの?」なんて魅力的に映る可能性大!今回は若いおしゃれ女子にオススメしたいオール100万円以下で買える、いわゆる「映える」中古車たちをご紹介します。
いいね!が稼ぎまくれるクルマたちを一挙紹介
日産エスカルゴ
1台目は、まるで巨大なカタツムリ!しかもボディはまるで自由なキャンバス!というニッサン・エスカルゴ。1989年式~1990年式のモデルが現在、60万円台から販売されています。この時代、日産は「パイクカー」と称される個性的なデザインのコンパクトカーを次々と誕生させていたのですが、そのシリーズの中で唯一、商用車として登場したのがエルカルゴでした。
軽自動車サイズのボディに1.5リッターエンジンを搭載し、フロントガラスから丸い弧を描くルーフに、1230mmもある高い天井を持つ荷室が特徴。凹凸のないサイドパネルには、使う人がブランドロゴなどを書いて自由に宣伝するのに最適で、お花屋さん、サンドイッチ屋さん、クリーニング屋さんなどおしゃれなエルカルゴが走り回っていたのです。ちなみに簡素ながら後部座席にもベンチシートがあり、乗車定員は4名。現代のクルマとはあまりに様子が違うので、面白い写真がたくさん撮れると思います。
三菱 i(アイ)
2台目は、コロンとした卵みたいなボディが今見るとちょっと未来のイキモノっぽくて可愛い、三菱 i(アイ)。2006年~2013年式の中古車が、なんと10万円以下で買える個体もある軽自動車です。
この卵のようなフォルムには理由があって、アイのエンジンはフロントではなく、荷室の下に搭載されていたため、フロントガラスからストンと落ちるようなボンネットがデザインできたというわけです。そのおかげで、前輪を大きく切るスペースができて小回り性能は抜群。衝突した際にも重く大きなものがフロントにないので、クラッシャブルゾーンが適切に取れて、安全性も高いとされていました。室内は真っ赤なシートが映えますが、お母さんのお腹の中にいるような、繭で包まれているような、不思議な安心感のある空間。今となっては新鮮に映るのではないでしょうか。トレンドが一周まわって新しい!そんなSNS映えグルマ
ダイハツ・ミゼットII
3台目は、昭和生まれ世代にはレトロな感覚だったダイハツ・ミゼットII。これは平成・令和生まれにとってはもう、まさに「えっ、これクルマなの?公道走れんの?」って奇抜にしか映らない希少な存在でしょう。
現在、1996年~2001年式の中古車が10万円台から並んでいます。丸く飛び出したヘッドライトは昆虫のようにも小動物のようにも見えて可愛いし、張り出したフェンダーとタイヤがやけにたくましくて、そのアンバランスさが母性本能をくすぐりそう。軽トラックのように荷台がオープンなタイプと、屋根のついたカーゴタイプがあり、なんと運転席しかない1人乗りというのも、パーソナルカーが注目されるようになってきた現代では、一周回ってちょっといいかも?という雰囲気さえありますね。若い世代が乗ったら、ミゼットIIをどんな風に使うのか、見てみたい人は多いと思います。
スズキ・ラパン(2代目)
4台目は、可愛い雑貨やレトロな雑貨が好きな女性にぜひ乗ってほしい、スズキ・ラパン。ツートーンのボディカラーやレトロポップなインテリアなどで、そのまま見ただけでも可愛いのですが、フランス語で「ウサギ」を意味する名前のとおり、内外装にデザイナーが遊び心いっぱいに散りばめた、ウサギマークを探すのがまた楽しいのです。
長いこと乗らないとわからないような場所に、隠れウサギも仕込んであるらしいので、「ここにも見つけた!」なんてSNSに投稿するとしばらく楽しめそうですね。ラパンは初代から3代目までありますが、とくに個性が強くてウサギがたくさん潜んでいる2代目モデルがオススメ。2008年式~20015年式くらいまでに当たりますが、現在の中古車価格は20万円前後からとなっています。
シトロエンC3プルリエル
5台目は、輸入モデルからシトロエン・C3プルリエルです。昔から、見る人を驚かせるような斬新で独創的なデザインのクルマを多く世に送り出してきた、フランスの自動車メーカーであるシトロエン。若い世代にも認知度が高い「2CV」は、シルクハットをかぶった紳士でも運転できるように、という思想であの特徴的なデザインになったと言われており、その発想も含めて「映える」クルマが多いのです。
このC3プルリエルは、「1台で5つのボディ形態が楽しめるクルマ」という謳い文句でした。その5つとは、「完全にクローズド状態にしたサルーン」、「ソフトトップを開けたパノラミックサルーン」「左右のルーフアーチだけを残したカブリオレ」「左右のアーチを取り外したスパイダー」、そして「後席を倒して荷台にするスパイダーピックアップ」というもの。なんだかカメレオンみたいに変幻自在なクルマで、季節やドライブシーンに合わせて、いろんな映え写真が撮れることでしょう。
ちなみに左右のアーチというのはアルミ製で、1つ12kgくらいあるので付け外しの操作はちょっと重労働ですが、そんな苦労も楽しめそうですね。現在、2006年~2008年式の中古車が60万円~100万円くらいで探せます。
100万円以下で手に入るSNSで絶賛確実の中古車5選まとめ
ということで、100万円以下で買えて「映える」クルマたちをご紹介しました。輸入車では、映え写真の常連であるMINIやフィアット500も、100万円以下で買える中古車は豊富にありますが、ほかの人と被らないことを考えると、この5台はなかなかツウな選択だと思います。SNS世代ならではの感性で、こうしたクルマたちにもう一度、スポットライトを当ててあげてほしいですね。
Originally posted 2021-10-28 11:42:20.