サファリ買取 札幌

初代サファリ １６０型　（1980-1987）

車台と車軸をつなぐリーフリジッドサスペンションのバネにテーパーリーフスプリングを使用しています。「板バネ車の完成形」ともいわれます。

制作当時の日産の実直さを表すかのように、ディーゼルエンジン「ＳＤ３３」に、部品点数が多いが噴出量も多く気筒数の制約もない列型噴射ポンプを採用しています。オーバーフェンダーを外すと日本の小型車枠に収まるので、小型貨物（４ナンバー）での録が可能となっていました。

１６０型が「サファリ」という車名になった最大の理由が、ここにあります。それ以前の「パトロール」は当時の税制や制度の下ではとても自家用としては持てないオーバースペック車だったのです。そのため自家用四駆としてイメージを一新するべく、日本国内向けのこの車は新しい「サファリ」という名前が与えられました。丸目ヘッドライトの前期が１６０、角目ヘッドライトとなった後期が１６１と称されています。

25年以上経過した2015年現在でも現役で走ることができ、100万円を超えて売買されているものもあります。

2代目サファリ Y60型（1987-1997）

90年代に1番になる！っとR32やGT-Rなど続々と魅力溢れる日産車を産み出した日産901運動。このY60もそのうちの1台です。 「世界最高の四輪駆動車を！」と作り出されたY60には、その後も続く日産四輪駆動車のシャーシの基本設計やエンジンの基本設計である自然吸気のOHV式など、現在までも続く日産車の基本設計の多くが採用されています。

前３リンク・コイルリジッドアクスル、後５リンク・コイルリジッドアクスルの前後コイルリジッド。四駆の走破性を備えつつも100km/hを超えてもビクともしない高速安定性を両立したその設定は今なお多くの人を魅了し、販売から10年以上経過しても130万円を超える価格で取引されています。

3代目サファリ Y61型（1997-2007）

前後ともに長いストロークが特徴のリジッドアクスルで、ピックアップの一部のモデルを除いてコイルリジッドアクスルのサスペンション仕様です。このサスペンション形式は片側が縮んで持ち上がると反対側が伸びるためオフロード走行に求められる地形追従性が良いという特徴があります。

前後コイルリジッドなのにオンロードでの高速安定性を高いレベルで達成するサスペンション設定に成功し、世界の中でも稀有な高速道路から荒野まで乗り心地が良く乗っていて疲れないマルチパーパスビークルとなっています。

基本性能の良さで驚愕の走行安定性を実現したサファリＹ61を最後に国内での販売は停止してしまいましたが、荒野を移動するのに乗り心地が良く快適に移動が出来る信頼性ある車を求める顧客は世界中にいて、Ｙ61を求める層は国内外を問わず根強く存在しています。